ショスタコーヴィチ 歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人 」(Wiener Staatsoper)

さて、今晩は今回の旅行の最後の公演。ショスタコーヴィチの「ムツェンスク郡のマクベス夫人 」は初めて観る。 スキャンダラスといえば、これほどスキャンダラスな作品もなかなかないだろう。「サロメ」などよりも遥かに。テーマは陰鬱でグロテスクだ。また…

モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」(Wiener Staatsoper)

「指輪」が二夜続いた後に「フィガロ」は、ひと心地着く。やはりワグネリアンにはなれないか? それにしても「フィガロ」の重唱は楽しい。 何と言っても、スザンナ役のヴァレンティナ・ナフォルニータがいい。ほとんどビブラートのない声に透明感があるし、…

ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」(Wiener Staatsoper)

確かに「ラインの黄金」は序夜に過ぎないのかも知れない。「ワルキューレ」は俄然面白い。メインキャストの6人が歌い倒す。我らが藤村実穂子も頑張っていたが、特に印象に残ったのは、フンディング役(バス)のAin Angerと、ブリュンヒルデ役(ソプラノ)のP…

ワーグナー 楽劇「ラインの黄金」(Wiener Staatsoper)

今日、明日は「リング」の前半「ラインの黄金」と「ワルキューレ」を二夜続けて上演するという魅力的なスケジュール。チケットがなかなか取れずにやきもきしたが、エージェントに頑張って貰って何とか取れたのは、平土間5列めといういささか身分不相応な席。…

ウィーン・フィル定期演奏会(Musikverein)

さて、今日は夜のオペラの前にウィーンフィルの定期演奏会。 いつもながら、ムジークフェラインの日曜日の朝のコンサートは特別だ。窓があるホールなので、明るくて独特の雰囲気がある。 今回の席はなかなか取れなくてハラハラしたが、上手2階のバルコニー席…

ウィーン、日曜日の朝。

日曜日の朝、ウィーンは快晴。気温は8°だが体感温度は12°あるというから、正に「春うららか」。1年振りのウィーン。思えば、去年のゴールデンウィークのウィーンは小雨混じりで、うすら寒かった。 カフェでゆっくりコーヒーを頂いたら、11時から楽友協会でウ…

トーンキュンストラー管弦楽団演奏会(Musikverein)

ウィーンに到着してから3日目。夕方になってやっと少し青空が見えて来た。夕陽に映えるムジークフェラインが美しい。 ムジークフェラインでの演奏会は、ほぼ2年振り。今回、初めてトーンキュンストラー管弦楽団を聞いた。指揮者は音楽監督の佐渡裕。日本への…

歌劇「カプリッチョ」 (Theater an der Wien)

いつものルーティンで、夕方オペラの前に昼寝を試みるも少しまどろむだけで、ほとんどまともには眠れなかった。 今晩の会場は、Theater an der Wien。ここも7年前のGW以来。あの時はモーツァルトの「ミトリダーテ」だった。今回はR.シュトラウスの「カプリッ…

Café Diglas im Schottenstift

昨夜は10時には寝入ってしまったけれど、夜中の2時に目覚めて、それから再び眠りに就けずに完璧に時差調整に失敗。頭がボーッとしたまま、8時近くになって朝食を摂りに適当なカフェを探しに出た。前日の肌寒さは変わらず、小雨さえパラつく始末。 Googleで出…

久し振りに、春のウィーンへ

実は、今日はもう5月15日。GWにウィーンへ向かったのは2週間前の5月1日。日本に帰ってからも、もう1週間が経つ。GWが明けてすぐに出張となってしまい、戻ったのが昨日(14日)。ブログへのアップはこれからおもむろに取り掛かることにする。(記録の都合上、…

ザルツブルク音楽祭 2015:歌劇「イル・トロヴァトーレ」

昨夜の「イル・トロヴァトーレ」、やはりネトレプコが凄かった。 生は勿論、録音も録画も知らないままに昨夜を迎えたのだけれど、確かに凄い。どんな声も易々と出している様に思えるし、作品の性格もあって迫力が圧倒的だ。その昔し、オイストラフのヴァイオ…

ザルツブルク音楽祭 2015:歌劇「フィデリオ」

当地では、まだこの演目の公演は3回も残っているので、これから観る参考にこのサイトに来た方は、この先をお読みにならない様に。ネタバレ情報がありますので。 それにしても、セットと演出のせいでこれほど興を削がれたのは初めて。 なんと、ザルツブルクの…

ザルツブルク音楽祭 2015:指揮者コンクール ファイナリスト演奏会

さて、指揮者コンクールのファイナリストによる演奏会。 会場はザルツブルク大学の講堂。場所は音楽祭の大劇場の真向いにザルツブルク大学の建物があってその裏手。大学自体は17世紀の創立だし、元の講堂も相当古かったらしいが、今の建物は10年ほどまえに建…

ザルツブルク音楽祭 2015:歌劇「フィガロの結婚」

今回、一番楽しみにしていたのが、この「フィガロ」。 去年の「ドン・ジョバンニ」が面白くて、また今年もダ・ポンテ台本のシリーズで「フィガロ」をやるというので思わず申し込んだ。それが2年続けてのザルツブルク詣出の直接のきっかけでもある。去年の主…

ザルツブルク音楽祭 2015:モーツァルト・マチネ

今回最初の演奏会は、モーツァルテウム管弦楽団の「モーツァルト・マチネ」。会場のモーツァルテウムのホールも初めて訪れた。 かつてのモーツァルテウム音楽院、今はモーツァルテウム財団の建物に隣接するホールはそれほど目立つ建物ではなく、客数も800席…

再びのザルツブルク音楽祭

今年の夏休みも、再びザルツブルク音楽祭見物。去年初めて来て、それが思いの外素晴らしくて「せめて一生のうちにもう一度くらいは」と思っていたけれど、そのもう一度を続けて今年にした。去年はすんなり音楽祭のサイトから直接チケットが取れたので「今年…

ザルツブルク: モーツァルテウム~カラヤン生家~もうひとつのモーツァルト・ハウス

ひとつ追加します。 今回でザルツブルクは3回目だったけれど、初めて訪ねた場所が幾つかある。祝祭劇場はその最たるものだけれど、モーツァルテウム、カラヤンの生家、そしてもうひとつのモーツァルト・ハウス、というのも今回の初物。 もっともそれら目当て…

Cafe Sperl にて

ウィーンの最終日、半日は自由行動としたので、最近ウィーンに来るたびに立ち寄るカフェでぼんやり過ごす。 ここCafe Sperlは、マリアヒルファー通りのちょっと裏だが、ミュージアム・クオーターから5分と離れておらず、シュターツオパー(国立歌劇場)にも1…

ウィーン 夏の演奏会

最初の2日間でザルツブルク音楽祭を堪能して、その後はウィーンに移って4泊(正味3日間)もしたが、余りあくせくせず緩い観光を続けた。 夏のウィーンは、観光客でいっぱいだ。いや、本当に。 真夏のウィーンともなればクラシック音楽はいわゆるオフシー…

ザルツブルクからウィーンへの移動

ザルツブルクで音楽祭見物を終え、列車でウィーンに移動して観光を続けた。 話には聞いていたけれど、出発のザルツブルク中央駅も到着のウィーン西駅も大改修を終えて、すっかりきれいに明るくなった。 乗った列車は Railjet という新しい特急。以前はザルツ…

ザルツブルク音楽祭 2014 -その4 歌劇「ドン・ジョバンニ」

かつて「祝祭小劇場」とされた会場は、2006年、モーツァルト生誕250周年に改修されて「モーツァルトのための劇場」(Haus für Mozart)となった。大劇場が出来る1960年まではここが正に「祝祭劇場」だったという。大劇場が裏の岩山をくり抜いて作られたそう…

ザルツブルク音楽祭 2014 -その3 歌劇「ばらの騎士」

昼に演奏会を聴いて、夜にオペラ。しかもリヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士」。ウィーン・フィルの皆さんは相変わらず昼夜頑張っているので、見物する方も心していかねば。 今年はリヒャルト・シュトラウスの生誕150周年にあたるメモリアル・イヤー。…

ザルツブルク音楽祭 2014 -その2 「ウィーン・フィル演奏会」

今回の最初の演目は、ムーティ指揮のウィーン・フィルの演奏会。 夜にはオペラ(「ばらの騎士」)の上演を控えているので、開演はウィーンでの定期演奏会と同じ様に午前11時。10時くらいにはもう会場の祝祭大劇場の前には聴衆が集まって来る。昼間の演奏会だ…

ザルツブルク音楽祭 2014 ー その1 チケットの調達

今週は遅めの夏休みを貰って、ザルツブルク音楽祭を見物に。ウィーンまでは何度もやって来ているし、ザルツブルクへもこれが3度目だけれど、かの有名な音楽祭見物はこれが初めて。「世界一有名で豪華な」という枕詞に怖気付いて、二の足を踏んでいたけれど、…

第5回ウィーンフィル定期演奏会 (ムジークフェライン)

Samstag, 11. Janner 2014 15.30 Musikverein, Grosser Saal 5. Abonnementkonzert Dirigent Riccardo Chailly Orchester Wiener Philharmoniker Violine Leonidas Kavakos Programm: Jean Sibelius Finlandia, op. 26 Konzert fur Violine und Orchester in…

モーツァルト/歌劇「ドン・ジョバンニ」 (シュターツオパー)

短く刈り込んだ髪に、黒いレザーのパンツとベストを纏う長身のマッチョ。それが今回のドン・ジョバンニ。演じるのは、Adam Plachetkaというプラハ出身のバス-バリトン。1985年生まれで、まだ30歳にもなっていないが、堂々とした、シャープだがふてぶてしい…

ウィーンフィルメンバーによる室内楽演奏会 (シュターツオパー)

この演奏会は日本では見落としていて、当日の朝になって見つけたもの。すぐにオンラインでチケットが買えたので駆けつけたというわけ。いやはや便利な世の中になりましたね。 チケットを取ってから慌てて調べたら、オペラのシーズン中、月に1回ウィーンフィ…

ドニゼッティ/歌劇「愛の妙薬」 (シュターツオパー)

いよいよ今回の旅行の初日。題名だけは良く知っていたけれど、初めて観る演目。 殆どメインキャスト(ソプラノ、テナー、バリトン、バス)が歌い進めるシンプルな作品なので、歌手がはまれば素直に楽しめる。最近はオリジナルの時代設定や役柄を変えて「翻案…

オペラを待ちながら

ホテルにチェックインした後は2時間ほどうたた寝をして、それからシャワーを浴びていよいよ街へ出る。4時を少し回ったところだけれど、もうすっかり夕闇が迫っている。空は晴れていて、タ映えが美しい。この週末の東京は大分冷え込んでいる様だが、おそらく…

ウィーンに着きました!

さて、今日からまたウィーン旅行 2011年11月以来、ほぼ2年振り。 実は去年の10月に計画していたけれど、結局仕事の都合でドタキャン。それでも航空券がこの3月まで有効なので思い切ってやって来た。3連休に金曜日を追加して、木曜日の深夜出発〜火曜日の早朝…

ケッヘルのこと

モーツァルトの作品番号で有名なケッヘルのことを書いた本の話。もう1年も前に出ている本なので、今更ながらの話題なのだが、私はつい最近になってようやく見つけて読んだので。 モーツァルトを「造った」男─ケッヘルと同時代のウィーン (講談社現代新書)作…

おせちを作る

三ヶ日は良い日和でしたね。毎年正月の2日には実家に親戚が集まる。この数年は、その席にお節をいくつか作って持って行くのが恒例になっている。最初の年に作り始めたのが、黒豆と栗きんとん。それから煮〆が加わる様になり、今年は鴨ロースに挑戦した。基本…

クリスマスに鴨鍋

この前の日曜日は、人を招いて初めて自宅で鴨鍋をやった。鴨と言っても、実際には合鴨。鍋つゆは、濃縮の白だしをベースに味をみながら酒、味醂、醤油を適当に足して、という好い加減なものだが、つゆごと具を取ってゆず胡椒を効かせてたべるというやり方。…

It's Christmas time in the city.

この季節にヨーロッパに来ると「クリスマス・マーケット」が見られる。ウィーンでも街のあちこちに定番の三角屋根の小屋が立ち並び、実にいろいろなものを売っている。季節らしいものといえばクリスマスツリー用のオーナメントとか、クリスマスリースとか。…

ブッチャーはカフェにいる

暖かい季節より寒い季節にウィーンを旅する方が、カフェの有難みがより身に染みる。 大体朝9時にはホテルを出るが、まずカフェでコーヒーを飲みながら何処に行こうか考える。最近はWiFiのあるカフェも多いので、こんな風にブログをアップしたり、メールをチ…

ウィーン・フィル 第3回定期演奏会(ムジークフェライン)

Wiener Philharmoniker 3. Abonnementkonzert 2011-11-26, 15:30 Musikverein, Grosser Saal Dirigent: Peter Eoetvoes Martin Grubinger, Schlagwerk Friedrich Cerha: Konzert fur Schlagwerk und Orchester Bela Bartok: Konzert fur Orchester この演奏…

ロッシーニ/歌劇「アルジェのイタリア女」(シュターツオパー)

一昨日の「タンホイザー」に比べると、オケは格段に小振り。基本的には二管編成だが、フルート(ピッコロと持替え)とファゴットは一本しかいない。弦のプルト数は、上から5・4・3・2・1.5(コントラバスが3本)。今夜は、同じ時間帯にコンツェルトハウスで…

カールマン/オペレッタ「チャールダーシュの女王」(フォルクスオパー)

チャールダーシュというのは、19世紀に大流行したハンガリー音楽の一種だという。題名は英語では「ジプシー・プリンセス」と訳されているので、ジプシー音楽に由来するのだろう。「緩急のメロディーが交錯するのが特徴」というのは、これもジプシー音楽(ロ…

ヴァーグナー/歌劇「タンホイザー」(シュターツオパー)

昨夜は今回の旅行の第一夜。長旅の後にヴァーグナーを観るというのは、正直辛い。いつもならオペラを観に行く日は昼寝をしておく様にするのだけれど、昨日はそれもままならず。おそらく寝入りはしなかったと思うけれど、気を失いそうになるのを必死に堪えた…

ウィーンへ

今週は水曜日が祝日だと言っても、木曜日と金曜日に休みを取るのは難しいかと躊躇はあったのだけれど、思い切って来てしまいましたウィーン。もっとも人生は「マーフィーの法則」に支配されているので、出て来る前はいつにも増してあたふたとし、出て来てか…

昭和の藝人

昭和の藝人 千夜一夜 (文春新書)作者: 矢野誠一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (4件) を見る 僕は昭和34年生まれなので、昭和のど真ん中に生まれその半分近くを生きたことになる。昭…

ホームパーティー

この前の連休の中日(なかび)は、久々に人寄せをした。アメリカから戻って4年。自分のマンションは他人に貸していたが、そこ(ここ)に戻ってからも3年経つ。その間、引越し荷物の整理が終らずひと部屋丸々物置状態で、他の部屋も雑然と(というより半ば…

梅雨明け

梅雨が明けましたね。晴れるのはいいが、もう少し爽やかにいかないものか。

インターネットでラジオ

最近インターネットでラジオを聞くのにハマっている。きっかけは、1ヶ月ほど前についにステレオのCDプレーヤーが壊れて(20年間使いました!)を新しいモノを買ってから。お店の人に「今はUSBの入力ポート付きのが人気ありますよ」と勧められて、大して考え…

刑事コジャック

今朝「刑事コロンボ」のピーター・フォークが亡くなったというニュースが流れていたが、実はこのところはまっているのは「刑事コジャック」の方。2週間ほど前にケーブルTVでやっているのに出くわして、それからは録画を仕掛けて見逃さないようにしている。…

成田に着く

今朝、成田に着いた。 ゲートからコンコースは何も無い様に見えたが、入国審査を過ぎてバッゲージ・クレームのエリアに下りると天井から水漏れがあった跡など所々に爪跡がある。帰りの成田エクスプレスの中では買い込んだいくつかの新聞を貪り読む。瓦礫の中…

ハノイ空港にて

金曜日の地震は出張先のハノイで知った。 夕方までの会議を終えてホテルの部屋に戻り、CNNにチャネルを合わせたら、いきなり信じられない光景が次々と目に飛び込んで来た。不謹慎な言い方なのだろうが、10年前の911多発テロの時の貿易センタービルに突っ込む…

上野鈴本(2月中席 夜の部)

昨日は、急に思い立って、上野鈴本演芸場へ。定席の寄席に行くのは随分と久し振り。それも鈴本は初めて。思い立ったのは、番組の中に柳家三三(さんざ)の名前を見つけたから。客席は八割方埋まっていたか。しかも若い人が結構多かった。 お目当ての三三はト…

恵比寿「allee」

葡萄酒房 allee 東京都渋谷区恵比寿西1-9-1 第2ともえビル3F 03-5459-8448 http://r.gnavi.co.jp/g182600/

洗足池の紅葉