音楽

「バレエ・リュス その魅力のすべて」(芳賀直子 著 国書刊行会)

ロンドンで展覧会を見た興奮が冷めやらず、週末にロシアバレエ団関係の本を丸善で探した。気になっていたのは2冊。1冊は、女性ダンサーで最も人気があって、ディアギレフのお気に入りでもあったというタマラ・カルサーヴィナの伝記「劇場通り」。この「劇…

オペラ「トスカ」(フォルクスオパー)

ドイツ語の「トスカ」を初めて聴いた。勿論、この公演がドイツ語上演というのは全く知らずにいたのだが。1幕目の始めの方で、どうも ich とか auch とか聴こえてくるし、アリアも覚えているのと言葉の響きが違う。Volksoper(民衆の歌劇場)とはこういうこ…

夕刊(日経)を読んでいたら

サリンジャーの手紙と村上春樹のオペラの話が載っていた。う〜ん、サリンジャーが死んだ事も、村上春樹のオペラが作られた事もついぞ知らずにいた。昔だったら、大騒ぎしていただろうにね。オペラの方はもう大阪公演の分しか残っていないそうだ。多分、そこ…

大貫妙子 「ピュアアコースティック 2009」

北京から帰って来て、楽しみにしていた録画を観る。2009年11月1日にJCBホールで行われた大貫妙子のコンサートを収録したもの。私の歌姫−大貫妙子が1987年から毎年続けている「ピュアアコースティック・コンサート」が、2009年で最後を迎えたという。迂闊なこ…

荒井由実、そして林美雄のこと。

今日も北京は晴れ。同じ寒いのでも、ヨーロッパの冬の様に暗くないのは救い。とはいえ、昼過ぎに出掛けようかとホテルを出たけれど、風が強くて早々にUターン。情無い話ですけど。さて、今日は北京とは全く関係無い話。このブログを北京で再開する前に、本当…

オペラ #5 「トスカ」(シュターツオパー)

Tosca Opera in three acts Music by Giacomo Puccini Libretto by Luigi Illica and Giuseppe Giacosa, based on Victorien Sardou's drama, La Tosca Wien Staatsoper Conductor: Pier Giorgio Morandi Director: Margarethe Wallmann Scenography and Cos…

演奏会 #3 アーノンクール指揮/ウィーンフィル「ハイドン/交響曲第93&103番、チェロ協奏曲第1番」(ウィーン・コンツェルトハウス)

今日(5/9)は、コンツェルトハウスの演奏会とシュターツオパーの「トスカ」のウィーンフィル準ダブルヘッダー。■ウィーン・コンツェルトハウス このコンサートホールは映像では何回もお目に掛かっているものの、実際に訪れたのは初めて。ムジークフェライン…

オペレッタ 「メリーウィドウ」(フォルクスオパー)

シュターツオパーが取れない穴埋め、という事で取ったフォルクスオパーの「メリーウィドウ」だったが、正直「ごめんなさい」という気持ち。いやぁ、面白かった。久し振りに「泣いて、笑って」という観劇。筋立ては3幕もの。休憩は一幕と二幕の間だけで、二幕…

演奏会 #2 プレートル指揮/ウィーン交響楽団(ムジークフェライン)

Thursday, 7 May 2009 19:30 - Grosser Saal, Musikverein Wiener Symphoniker The ladies of der Gesellschaft der Musikfreunde in Wien Georges Pretre, conductor Ludwig van Beethoven: Symphony No. 7 in A - major, op 92 Claude Debussy: Three Noct…

オペラ#4 「トゥーランドット」 (ハンガリー国立歌劇場)

前の晩の「椿姫」は、3階の舞台に向かって左手中央よりのボックス席だったが、今日はほぼ対象にある右手中央よりのボックス席最前列。但し1階なので舞台がかなり近い。 ◆本日の席とそこからの眺め ◆幕間に浮び上がる中華マーク チョッと笑ってしまうのは日…

オペラ #3 「椿姫」(ハンガリー国立歌劇場)

ブダペストに到着。この街に来たのは実は2回目。前回は20年位前。その時はオペラは観られずにリスト音楽院のホールで演奏会を聴いた。あのホールも素敵だったけど。ウィーンからの列車は丁度3時間で昼頃にブダペストに着いた。午後は早速オペラハウスを下見…

演奏会 #1 バレンボイム指揮/シュターツカペレ・ベルリン「マーラー/交響曲第9番」(ムジークフェライン)

Sunday, 3 May 2009 11:00 - Großer Saal, Musikverein Staatskapelle Berlin Daniel Barenboim, Conductor Gustav Mahler: Symphony No. 9 D-Major 今日はムジークフェラインでシュターツカペレ・ベルリンの演奏会。バレンボイムの指揮でマーラーの交響曲第…

オペラ #2 「ポンテの王ミトリダーテ」(テアター・アン・デア・ウィーン)

■Theater an der Wien 今回の旅行では、二つのオペラハウスとひとつのコンサートホールに初めて行く計画だ。ウィーンのテアター・アン・デア・ウィーンとコンツェルトハウス、ブダペストのオペラハウス。そのうちの最初がテアター・アン・デア・ウィーン。こ…

オペラ #1 「フィデリオ」 ウィーン国立歌劇場

Fidelio Wiener Staatsoper 1 May, 2009Conductor: Adam Fischer Director: Otto Schenk Set Designs: Gunther Schneider-Siemssen Costume: Leo BeiFlorestan: Peter Seiffert Leonore (Fidelio): Petra Maria Schnitzer Don Pizarro: John Wegner さて今回…

Tony Bennett: Music never ends

夕べは夜の11時から短い電話会議が有って、その後にまた短いメールを書いたら、もう12時を回っていた。大した仕事じゃないから、と多寡を括っていたが、やはり直ぐには寝付けない。気まぐれにテレビのチャネルをいじっていたら、BSでトニー・ベネットのドキ…

ロストロポーヴィチの指

ロストロポーヴィチの独奏で、ドボルジャークのチェロ協奏曲のDVDを観た。オケはジュリーニ指揮によるロンドンフィル。 1977年の録画だ。 ロストロポーヴィチのドボルジャークの協奏曲はこれを含めて4枚持っていることになる。ターリヒ/チェコフィル、カラヤ…

北カリフォルニアに雨が降る

今週もカリフォルニアに来た。夕べは朝方まで雨が降っていた。意外に思われるかも知れないが、冬のカリフォルニアは結構雨が降る。4月から10月くらいは殆ど雨が降らず晴天続きだが、冬の間は断続的にかなりの量の雨が降る。始終枯れ草に覆われている様に見…

Mel Torme

The Christmas Song の作詞者メル・トーメ(Mel Torme)は、ジャズ歌手だった。村上春樹が The Portrait in Jazz にメル・トーメの事を書いていたのは覚えていたんだけれど、本が手元に無かったので(何しろまだ単身赴任寮の仮住居に居るので、本も家財もト…

The Christmas Song

好きなクリスマスソングの話。洋の東西を問わず、ポピュラー歌手は少し有名になるとこぞってクリスマスソングを作るので、新しいところを追ってゆくときりがない。だから、スタンダードなところで The Christmas Song それが歌の名前です。 a じゃなくて、th…

私の歌姫

もう来週は引越し。そして週末には日本に向けて発ちます。 ということで、何かと身辺あわただしい。家具の粗方はご近所のヴァイオリン弾き(かつてはヴィオラ弾き)に纏めて引き取って貰えることになったので、ひと安心なのですが、その他の細々とした雑事が…

映画「ニジンスキー」、そして「ディアギレフ」という本

最近「春の祭典」についてのサイトに出会って、ふと思い出して映画「ニジンスキー」のビデオを手に入れた。僕がこの映画を最初に見たのは1982年の秋。場所は新宿歌舞伎町の「シネマスクエアとうきゅう」 思えば、今流行りのミニシアターのはしりですね。(今…

ロストロポーヴィッチのこと

「ロストロポーヴィッチが死んだ」と、まじっくばすーん氏のブログが教えてくれた。 NYタイムスは著名人の訃報に際して、故人の経歴を詳細に紹介する記事を書く。今回もウェブで3ページを割いてロストロポーヴィッチの訃報を伝えている。それに依ると、1月末…

久し振りにファゴットの曲を聴く

まじっくばすーん氏の昔語りにつられて、久し振りにファゴットの曲を聴いた。トゥーネマン/イ・ムジチのヴィヴァルディのコンチェルト集2枚(12曲)。そして同じくトゥーネマンをソロに迎えたドヴィエンヌのカルテットとデュエット。 恥ずかしながら、ファゴ…

カルロス・クライバー「カナリア諸島にて」

まじっくばすーん氏が、カルロス・クライバー(指)/ウィーン・フィル演奏のベートーヴェンの交響曲5、7番の事を書いている。 このコンビでは、やはり ブラームスの4番も忘れ難い。「ウィーン・フィルらしくない」とか、「クサい」とさえ腐す人もいたけれ…

バンジョーは止まらない

アメリカに住んでいて出会った音楽というのは、実はそんなに無いんです。バイオリンの音楽を良く聞く様になったと か、志ん朝を真剣に聴き込んだとか(落語 ですけどね、この人の落語は音楽的要素が強い−この話しは後日)、そういうのって「アメリカ」とは本…