ウィーン・カフェ巡り #2:カフェ・ラントマン (Cafe Landtmann)

オペラハウスを出たら、もう7時近かったがまだ外は充分に明るい。ボンヤリしながら、リンク通りをホテルに向かって歩く。結構寒い。

リンクを歩いて市庁舎近くまで来て(ちょうど1kmくらい)、さすがにお腹が空いて来たので「カフェ・ラントマン」に入る。ここは市庁舎(ラートハウス)の前、リンクに面して立つちょっと格式高げなカフェ。といっても、気軽に入れるけど。

メニューを眺めていたら「アスパラガス」が目に飛び込んできた。そう、5月と言えばヨーロッパはホワイト・アスパラガスの季節。思わずアスパラガスとビールを注文。太くて立派なアスパラガスが5本に、付合せはパセリをまぶしたジャガイモだけというシンプルなお皿。とは言え、メニューには前菜ではなく主菜として載っているだけに堂々の存在感。

アスパラガスは切らずに茹でてあるだけ。多分30cm近くある。アスパラガスは味付けはしていないので、バターソースやホランデーズソース(ちょっとマヨネーズっぽいやつ)を掛けて食べる。僕はホランデーズソースを選んだが、取敢えずは何も掛けずに一口。ただ茹でてあるだけなのに、アスパラガスのほのかな甘さが口一杯に広がる。ソースを掛けるより少し塩味を付けるくらいが丁度いい。という事で、まず2本は塩だけ掛けて、3本目からホランデーズソースを少しづつ掛けて完食。勿論、付合せのジャガイモも美味。満足の一品でした。

多分、春を告げる食べ物という意味では「日本は筍、ヨーロッパはホワイトアスパラガス」ということなんだろうな。とにかくこの季節にヨーロッパに来たら、ホワイトアスパラガスを食すべし!
 

Cafe Landtmann
Dr. Karl Lueger-Ring 4
A-1010 Vienna
Tel.: ++43/1/24 100 - 100

ところで、ラントマンの住所を調べようとしたら、日本の店が出て来た。ご本家の「海外初支店」というのが原宿にあるらしい。経営は僕にとってはちょっと心配な「ジロー」。大丈夫かな? 帰ったらチェックしよう。
http://www.giraud.co.jp/landtmann/