結局、JFKの出発は1時間近く遅れたが、到着の方は30分程の遅れで夕方5時前に成田に着いた。
それでも14時間近くのフライトは長い。機内で映画を3本も観た。「アルマゲドン」「ザ・ロック」「ナショナル・トレジャー（２作目の方）」。前に観ているし、どうしても観たかった訳ではないけれど、まぁ何となくね。強いて言えば、どれもジェリー・ブラッケンハイマーのプロデュースで、前２作は更にマイケル・ベイの監督。後２作はニコラス・ケージが主役で、エド・ハリスが準主役。こうやって挙げた人物が好きかというと、全くそんなことも無いのだけれど。
それにしても「アルマゲドン」の大統領の演説のところとか、終盤のブルース・ウィリスとリブ・タイラーの親娘の交信の場面とか、恥ずかしながら毎回涙が出て来ちゃう。結局、僕は典型的ハリウッド大作映画の典型的観客という事なのでしょう。それに、この映画に出ていた連中はその後結構活躍しているから、そういう意味では、今観ると「こいつもこれに出ていたんだ」という見方も出来て面白い。
ところで「アルマゲドン」と同じ頃「ディープ・インパクト」が公開されて「大隕石衝突」というプロットが同じだったし、今年も「アバター」の直ぐ後に「サロゲート」が公開されたが、これも「自分の分身を遠隔操作する」という基本プロットが同じ。どうも偶然とは思い難い。製作/公開時期が殆ど重なっている事を考えると、単純な後追いとも言い難いし、権利関係にうるさい米国の大手映画制作会社が絡んでいるわけだし、一体どんな仕組みになっているのだろうね。
などと、小難しい事を考えているうちに成田に到着。出発した水曜日は暖かな「バカ陽気」だったのに、今日は随分と寒かった。いつもながら、成田からの帰り道の長さに憂鬱になる。
