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鮨処「すけろく」(大森)

昨日は、夕方大森辺りに出ていたので(会社のあるところ)、そのまま思い立って久し振りに「すけろく」へ。

ひとり暮らしのこともあり、外食の機会は多い。週日は仕事関係の会食も多いが、ひとりで食べることも少なくない。そんな時、大方は空腹を満たすだけの慌しい食事になるが、たまには落ち着いて少し酒を飲みながら食事の出来るところが欲しい。それがなかなか難しい。落ち着きたいし、食事もそれなりのものであってほしいし、かと言って余り高いのもねえ。そういうわがままな要求に、この「すけろく」という寿司屋はピタッとはまってくれて嬉しい。店は大森銀座の京浜東北線側から入ってすぐの横丁を右手に入り、少々裏ぶれた飲み屋街を抜けたビルの5階。カウンターが10席、奥に小上がりの座敷があって、4人卓が二つほどの小体な店構え。

中は鮨を握るご主人と、介添えをする奥さんの二人。ご主人は穏やかで優しげな話し方をする職人。場所柄もあってか、ネタは「極上」ということではないだろうが、キチンと吟味されているし、小肌や煮穴子、しめ鯖などの仕事を加えてあるものがむしろ美味しい。ご主人は余計な話は余りしないが、ネタの出所などを時折説明してくれて、会話としては丁度頃合。昨夜は、千葉で取れたという鯖と、北海道で取れたという青柳が特においしかった。鼻に抜ける青柳の香りにハッとした。もうひとつ感心したのは、途中で出されたお吸い物。カワハギの中骨からダシを取ったというそれは、なかなか濃厚でこんなにも深い味がするものかと感心した。

結局熱燗も2本空けて、まんぞく、まんぞく。こういう店は大事にしたい。

鮨処 すけろく
TEL:03-5471-0108
東京都大田区大森北1-34-14 ツインビル5階
[平日] 17:00〜翌2:00
[土・祝祭日] 17:00〜翌0:00
定休日: 日曜日、振替休日