クリスマスに鴨鍋

この前の日曜日は、人を招いて初めて自宅で鴨鍋をやった。

鴨と言っても、実際には合鴨。鍋つゆは、濃縮の白だしをベースに味をみながら酒、味醂、醤油を適当に足して、という好い加減なものだが、つゆごと具を取ってゆず胡椒を効かせてたべるというやり方。鴨鍋にゆず胡椒を使うというのは、以前勤務先がお茶の水(神田駿河台)にあった頃、近くの神田連雀町にあった小料理屋で覚えたもの。そこのつゆは、もう少し甘め濃いめだった様な気もする。ゆず胡椒は今でこそ東京でもポピュラーになっているが、初めて口にした20年以上前はまだマイナーだったと思う。

締めは蕎麦で「鴨南蛮」とシャレたかったが、その頃には遠に肉は無くなっていた。まぁ、つゆにだしは出ているので「鴨南蛮」の鴨ヌキ。肉屋のおじさんに「4人でどのくらい要るかな?」と相談したら「まぁ、ひとり100gで十分でしょう」というので、少し多めに600g買って来たのだが、あっけなく片付いてしまった。皆若い連中だったし、鴨鍋が物珍しいこともあったのだろう。

デザートには、このところ何回か試している「タルトタタン」を作ったが、これは今少し研究要。それからゲストのひとりのお手持ちのティラミス。これもお手製で、ラムとコアントローがかなり効いていて超おとなの味でした。

BGMには、例の Tune In でサンフランシスコの KOIT に合わせて、ひたすらクリスマスソング。この局は、この季節にはクリスマスソングしか掛けないが、日本でも聴ける様になったのは嬉しい限り。

「クリスマスに鴨鍋」勿論悪くありません。

◆まだ、鍋が始まってませんね…