ザルツブルク音楽祭 2014 ー その1 チケットの調達

今週は遅めの夏休みを貰って、ザルツブルク音楽祭を見物に。ウィーンまでは何度もやって来ているし、ザルツブルクへもこれが3度目だけれど、かの有名な音楽祭見物はこれが初めて。「世界一有名で豪華な」という枕詞に怖気付いて、二の足を踏んでいたけれど、誘ってくれる人があったのでようやくやって来れた。来てみればやはり素晴らしく、「なんでもっと早く来なかったのだろう」と後悔さえ覚える有様。

このあと今回観たひとつの演奏会(ウィーンフィル)と、ふたつのオペラを順に記録して行きます。

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まず、その前にチケット入手の顛末から。
 
遡ること昨年の11月に、今年のプログラムとチケットの抽選申し込み受付が音楽祭のサイトで始まった。申し込み受付は1月の中旬締切で、その間に受け付ける限りは遅くても早くても関係ない、とのことだけれど、そこは気持ちの問題で、受付開始日に即申し込み。申し込んだのは、以下の演目:
  •  ムーティ指揮/ウィーンフィルの、シューベルトの4番とブルックナーの6番の交響曲の演奏会
  • オペラ「ばらの騎士」(ウェルザー=メスト指揮)
  • オペラ「ドン・ジョバンニ」(エッシェンバッハ指揮)
 第1希望は、値段的にはどれも真ん中辺りのカテゴリーで、第2希望として上下少し幅を持たせた。そして抽選に通ると2月下旬から3月一杯に順次チケットが郵便で届くという仕組み。
 
 結局、今回申し込んだ演目は全部取れたけれど、希望通りのカテゴリーはウィーンフィルの演奏会のみで、「ドン・ジョバンニ」は大分安いカテゴリー、そして「ばらの騎士」はなんと第1希望も第2希望も外れたかなり高い席。但し、チケットの合計金額は、第1希望の合計金額とほぼ同じなので、その枠内で調整してくれたのかな?
 
いずれにしても3つで総額400ユーロを少し超える金額となり、勿論安いとは言えないけれど、エージェントを通さずに額面で買えた訳だし、また今回は同行者を含めて4名分を申し込んで、皆同じクラスで並びの席を取れたので、上出来だろう。もっともネットで見る限りでは「取れなかった」という話も余り見かけないので、結構どうにかなるのかも知れない。
 
それにしても、ザルツブルク音楽祭のチケットって、思いの外小さい。ちょっと大きめのチケットの半券ほどの大きさしかない。

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