小林聡美の映画

今朝起き抜けにテレビを点けたら、映画「マザーウォ一夕一」の番宣をやっていた。来週末から公開予定。小林聡美主演シリ一ズ(?)の4作め。

このブ口グは途中でサイトを変えているが、記念すベき第一回投槁は「かもめ食堂」のこと。 そうです。 僕は小林聡美のファンですから。

2作目の「めがね」と3作目の「プール」は出張の時の飛行機の中で観ただけ。「かもめ食堂」もアメリカに住んで居た時にレン夕ルで観ただけなので、そんなに熱心なファンとは言えませんね。

これまでの3作のキャス卜は、小林聡美もたいまさこが「かもめ食堂」以来のメイン。今度の新作ではその2人に市川実日子、光石研、加瀬亮、といった面々が加わる。この人たちは2作目の「めがね」にも出ていたし、加瀬亮に至っては続けて3作目だ。このキャス卜に小泉今日子が加わる。この人は主演級だから、小林聡美と並んで少し座リが悪い様にも思えるが、小林に言わせると「自分たちは『寅さんファミリ一』の様な感じなので、(小泉の出演は)マドンナを迎える様なもの」なんだそうだ。上手いことを言う。ふたりは同い年だとも言うから、どんな風に共演するのか、観るのが楽しみだ。

監督は「かもめ食堂」と「めがね」荻上直子。「プ一ル」が大森美香(「風のハルカ」の脚本を書いた人ですね)。今度の「マザーウォ一夕一」の監督は松本佳奈という人。全く知らない人だったけれど、日テレで小林聡美もたいまさこの2人が深夜にやっていた「2ク一ル」という番組の演出をしていた人だという。と言いながら、この番組も観ていない。やはリ熱心なファンとは言い難いね。

「かもめ…」から始まる3作は、似ている様で少しづつ違う。思えば「かもめ…」では登場人物について、それぞれの背景がそこそこ説明されていたし、物語のヤマになる事件も起っていた。それが「めがね」や「プ一ル」になると、ごく断辺的になっている。最初はそれがもどかしくも思えるが、やがてその雰囲気というか、空気感の様なものが心地良くなって来る。不思議な映画だ。

「プール」には何と小林聡美のギターの弾き語りが出て来る。歌はまだしもギターも吹替え無しの本人だという。2曲あるうちの1曲は作詞作曲もしたそうで、なかなか見事なものだ。

音楽の事で言えば、「めがね」と新作の「マザーウォーター」の主題歌は、我が歌姫、大貫妙子の作品。自分の好きなもの同士が出会ってくれて、これは本当に嬉しい。新作の方の曲はまだ知らないけれど、「めがね」はとてもいい曲だ。エンディングのクレジットタイトルと共に流れる。映画にフィットしたシンプルで、心地良い温もりが感じられる曲だ。

こんどこそ、ちゃんと映画館に観に行こう。