2022 春:Spargel! Spargel!! Spargel!!!

今や春から初夏にかけてのこの時期に、ウィーンにやって来る理由のひとつは、明らかにホワイトアスパラガス(ドイツ語でWeißer Spargel)が食べたいがためだ。
ひとり旅なので、朝食以外の食事はもっぱらカフェだけれど、ウィーンの老舗カフェは料理も(勿論ケーキも)おいしいところが多い。下の写真は今回食べたホワイトアスパラガスの数々。

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◇茹でホワイトアスパラガス
一番定番の食べ方。茹でたアスパラガスにポテトを添えて。ホランデーズ・ソースで食べる。ハムの付くパターンも多い。写真は、Staatsoperの後ろにあるCafe Mozartのもの。午前零時まで開いているので、オペラの後でも入れる。公演の前に夕食を摂ると眠くなってしまうので、公演後にここで食事をすることが多い。他の日にホワイトアスパラガスのクリームスープを食べたが、スライスしたアスパラガスも入っていて、そちらもなかなかに美味。

 

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◇ホワイトアスパラガスのフライ
こちらもCafe Mozartの一皿。ありがちな料理だが今回初めて食べた。タルタルソースで食べる。やはりビールにはこちらの方がよく合う。

 

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◇茹でアスパラガスのパン粉と茹で卵添え
4本のホワイトアスパラガスにグリーンアスパラガスが2本混じって彩りが良い。揚げたパン粉(細かい)と刻んだゆで卵のミックスがかけてあってアクセントになっている。付け合わせのパセリ・ポテトもきれい。特にソースは付け合わせておらず、しつこくない。よく茹で過ぎのことが多いけれど、ここは固めに茹でてあってうれしい。本当はビールより白ワインが合う感じ。

これを出しているのは、Cafe Pruckelという店。場所は、リンク通りを挟んでオーストリア応用美術館の真向かい、市立公園のはす向かいにある。創立は1904年だが窓が大きく取ってあって、他の老舗カフェに比べて随分と明るい感じ。朝食や昼食を摂るのに気持ちよさそう。敢えて「カフェ・レストラン」と名乗っていることもあり、この一皿もきれいでおいしい。他のメニューもぜひ試したい。今回初めて入ってみたけれど、すぐに気に入った。
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