2017-01-01から1年間の記事一覧

ショスタコーヴィチ 歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人 」(Wiener Staatsoper)

さて、今晩は今回の旅行の最後の公演。ショスタコーヴィチの「ムツェンスク郡のマクベス夫人 」は初めて観る。 スキャンダラスといえば、これほどスキャンダラスな作品もなかなかないだろう。「サロメ」などよりも遥かに。テーマは陰鬱でグロテスクだ。また…

モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」(Wiener Staatsoper)

「指輪」が二夜続いた後に「フィガロ」は、ひと心地着く。やはりワグネリアンにはなれないか? それにしても「フィガロ」の重唱は楽しい。 何と言っても、スザンナ役のヴァレンティナ・ナフォルニータがいい。ほとんどビブラートのない声に透明感があるし、…

ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」(Wiener Staatsoper)

確かに「ラインの黄金」は序夜に過ぎないのかも知れない。「ワルキューレ」は俄然面白い。メインキャストの6人が歌い倒す。我らが藤村実穂子も頑張っていたが、特に印象に残ったのは、フンディング役(バス)のAin Angerと、ブリュンヒルデ役(ソプラノ)のP…

ワーグナー 楽劇「ラインの黄金」(Wiener Staatsoper)

今日、明日は「リング」の前半「ラインの黄金」と「ワルキューレ」を二夜続けて上演するという魅力的なスケジュール。チケットがなかなか取れずにやきもきしたが、エージェントに頑張って貰って何とか取れたのは、平土間5列めといういささか身分不相応な席。…

ウィーン・フィル定期演奏会(Musikverein)

さて、今日は夜のオペラの前にウィーンフィルの定期演奏会。 いつもながら、ムジークフェラインの日曜日の朝のコンサートは特別だ。窓があるホールなので、明るくて独特の雰囲気がある。 今回の席はなかなか取れなくてハラハラしたが、上手2階のバルコニー席…

ウィーン、日曜日の朝。

日曜日の朝、ウィーンは快晴。気温は8°だが体感温度は12°あるというから、正に「春うららか」。1年振りのウィーン。思えば、去年のゴールデンウィークのウィーンは小雨混じりで、うすら寒かった。 カフェでゆっくりコーヒーを頂いたら、11時から楽友協会でウ…