2022-01-01から1年間の記事一覧

【2022 冬】今回はドレスデンから始める旅

GWに久し振りにウィーンを訪ねてまだ半年しか経っていないのに、また行ってきた。マイレッジの有効期限の切れないうちにとか、勤続40年の報奨休暇の消化とか、いろいろ理由は付けてみるけれど、要は我慢出来ずにということ。 とはいえ、今回は、日本に戻った…

2022 春:行きはよいよい、帰りは...

今回の旅行、ウィーンへの往路は羽田のチェックイン時にワクチン接種証明アプリで3回接種の記録を確認されだけで、あとは経由地のロンドンでもウィーンでも何も見せずに済んで拍子抜けした。けれど日本への帰り道はなかなかに大変だった。 まず日本への出発…

2022 春:客の入り具合

ウィーン・フィル博覧強記の知人から「このご時世でそちらのお客さんの入り具合はどうですか?」という質問があった。そう言われるまで余り気にしていなかったが、やはりコロナ禍前とは少し違うのかも知れない。私が比較できるのは前回2017年のGWだが、あの…

2022 春:Spargel! Spargel!! Spargel!!!

今や春から初夏にかけてのこの時期に、ウィーンにやって来る理由のひとつは、明らかにホワイトアスパラガス(ドイツ語でWeißer Spargel)が食べたいがためだ。ひとり旅なので、朝食以外の食事はもっぱらカフェだけれど、ウィーンの老舗カフェは料理も(勿論…

2022 春:ワーグナー「ラインの黄金」(Wiener Staatsoper)

今回の旅の最後は「ラインの黄金(ワーグナー)」。2017年のGWに来た時も「指輪」のチクルスの最中で、「ラインの黄金」と「ワルキューレ」を観ている。今シーズンもこの日が皮切りでチクルスが始まる。 「トリスタンとイゾルデ」の新演出には辟易(というよ…

2022 春:ヨハン・シュトラウス「こうもり」(Wiener Volksoper)

実は、フォルクスオパーでの「こうもり」は2回目。前回は2010年9月。この時は、時差ボケに負けて第3幕で寝落ちてしてしまって、勿体無いことをした。今回は大丈夫。 主演級の3人はオーストリア生まれ。特にソプラノの2人はウィーン生まれなので、それだけで…

2022 春:来シーズンのプログラムブック

この旅の最初のところに「キャンセルする踏ん切りも決行する覚悟もあやふやなままに出て来た」と書いたけれど、それを裏書きするように周りの人間には、ほぼ誰にもこの旅行のことは何も言わなかった。唯一の例外はウィーン・フィルについては博覧強記の知人…

2022 春:ティーレマン/ウィーン・フィル演奏会(Musikverein)

今夜は楽しみにしていたティーレマン/ウィーン・フィルのブルックナー。 同じプログラムで前の土日にマチネがあり(こちらはウィーン・フィル主催の定期演奏会)、今夜は同じプログラムのソワレ(楽友協会主催)。ウィーンフィルの演奏会はエージェントを使…

2022 春:ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」(Wiener Staatsoper)

「トリスタンとイゾルデ」を全編、しかも生で見聞きするのは初めてだ。大体第1幕への前奏曲だけを聞いて、知っているつもりなのが怖い。 主役の2人はともに地元オーストリア生まれ。とにかく質量ともに膨大なそれぞれの役を歌い切ったという感じ。私にはそれ…

2022 春:ウィーン・ジュネスオーケストラ演奏会(Musikverein)

今回のウィーン旅行の幕開けは、ウィーン・ジュネスオーケストラの演奏会。 こちらでチケットをピックアップした時に「あれ?」と思ったのだが、席が平土間の前から4列目の一番右という場所。何と購入控えに席番号が無いのでネゴを諦めたけれど、自分から好…

2022 春:国立劇場連盟ボックスオフィスとアルカディア

ウィーンに着いた翌朝は、ネットで購入したオペラや演奏会のチケットをピックアップするのが私のルーティン。今回はシュターツオパーの演目がふたつ、フォルクスオパーがひとつ、ムジークフェラインの演目がふたつ(ウィーン・ジュネスオーケストラとウィー…

2022 春:5年振りのウィーン

ウィーンに来ている。前回2017年に来た時もGWだったので、コロナ禍を挟んで5年振り。新型コロナもまだ静まっていないし、何よりもウクライナの戦争はまだ収まりを見せていないけれど… 言い訳をすれば、航空券を手配したのは新型コロナが一度収まりを見せた去…

ブログのタイトルを変えました。

ブログのタイトルを変えました。 前のタイトル butcher's log のbutcher(虐殺者)というニックネームはどこぞの大統領にお株を奪われてしまいましたので、NAK's log に改めました。NAKは、Neil Anderson Kocher の略称です。なんてね(^_^;)。