列車の旅:ウィーン〜ブダペスト

一応書いておきます。列車の旅の話。

ウィーンからブダペストまでは、IC/EC(Intercity/Eurocity)などの急行で片道ちょうど3時間位。2等車で往復68.40ユーロ。乗り心地は悪くない。因みに今回乗った列車にはEN467(往路)、EC968(復路)という列車便名だけでなく、それぞれ「ウィンナワルツ号」「レハール号」という名前も付けられていた。なかなか旅情を誘う。

自由席は日本の急行列車などと同じ様な座席配置。コンパートメント(6人掛け)は予約が居る様だ。ブダペストからの帰り、最初は誰も乗っていなかったので悠々とコンパートメントに座っていたら、途中の駅から乗り込んだフランス人の団体客に追い出された。

片道3時間は長いと言えば長いし、短いと言えば短い。殆どは平原か緩やかな丘陵地帯で、景色は変り映えしない。景色を眺めていれば眠くなるだけだが、本を読んだり、PCをいじったりしていると3時間はそれほど長くはない。それにしても、行きも帰りも客席はガラガラ。ちょっと心配になるくらい。

ブダペストの駅舎はとても大きい。ウィーンからの列車は東駅に着く。またホテルのすぐ脇は西駅だった。どちらも大きくて立派な建造物。19世紀末に作られたものだそうだ。例の地下鉄も含めて、ブダペストの代表的な建造物は大体19世紀末から20世紀初頭に作られている。ウィーン(オーストリア)に張り合って、ブダペストハンガリー)の威勢を見せ付けようとしたらしい。

ただ見掛けはとても立派な駅舎だが、中はかなり裏ぶれてしまっている感じ。本当に勿体無い。きれいに改修すれば、東京駅の赤レンガなど足元にも及ばない観光資源だ。
◆先頭車両(動力車)    2等自由席車両(往復ともガラガラ)
 
◆車窓の景色(ずっとこんな感じ)    ブダペスト東駅舎−正面(大きい!)
 
ブダペスト東駅−構内    ウィーン行列車のホーム(レハール号の案内板−オジサン達がチェスをしている)
 
ブダペスト西駅舎−正面(これも立派)   となりにマクドナルド(駅舎の一部を使っている−渋い!)