北京、快晴。 地下鉄に乗って。

M君、歳若い君が僕のブログを読んでいると聞き「最近更新してませんね」と言われて、いやはや恥ずかしい限りです。もう半年もご無沙汰でしたね。

今週は水曜日に北京に仕事でやって来ました。最近の出張にしては珍しく、週末も旅先に居て、来週の半ばまでおります。北京のこの冬は例年より寒く、既に雪も何度か降っていて日陰には根雪がまだしぶとく残っています。一時期は−20度まで下がり、日中も零下のままのが続いた様ですが、今日辺りは朝晩も−10℃くらいで留まり、昼には4℃くらいまで上がるようになって、随分楽になったと現地の人が言っていました。勿論、東京からやって来た身には充分震え上がる寒さですが。

今日は土曜日なので、さすがに外に出てみました。

ホテルは天安門紫禁城のある中心部から少し離れたところですが、近くに地下鉄が通っているのでそれに乗って中心部まで出てみました。二つの線を乗り継ぎましたが、ホテルのそばからは新しい線(10号線)で随分と近代的な設備です。東京の新しい線と同じように、ホームと線路の間はガラス張りの仕切りがあって、列車が到着するとドアが開くタイプです。

地下鉄に乗って向かった先は、中心部の王府井という繁華街。大きなデパートやショッピングモールの集まっているところで、とても賑わっていました。中国の新年(春節)を2月半ばに控えて、年末の賑わいという雰囲気。本当は人手の多いところはあまり好きではないのに、もの珍しさにつられて4時間近く辺りをウロウロ歩いておりました。寒い中、人いきれにも気圧されたのか、ホテルに戻ったら大分疲れていましたが。それにしても、不景気など微塵も感じない活気でしたね。

ちょっと驚いたのは、一組だけでしたが「路チュ−」を試みる若いカップル。近くで警備しているらしい警官が横目でチラチラ見ているのがちょっと笑える光景。

もうひとつ驚いたのは夕方の地下鉄の混み方。土曜日だというのに、駅も列車も東京の平日のラッシュ時並み。皆日の暮れる前に家路に着こうということなのでしょうか? 日が無くなれば急速に冷え込みますから。

夜はこちらに赴任している人に案内して貰い食事へ。餃子でも食べたいね、といったら街角のかなりローカルな食堂へ。綺麗な店とは言い難いところでしたが、3種類の餃子(茹でたもの)とスープやチャーハンにビールで随分お腹一杯となっても100元ほど(1400円くらい)。満足、満足。